楽しく知って、輪になる。
「Piknowa(ピクノワ)」は、神戸市在住の外国人住民のための、ゲーミフィケーション型生活学習アプリです。「調べる」アプリではなく「学び続ける」アプリとして、生活ルール・ゴミ出し・日本語学習を毎日楽しく身につけられる体験を目指しています。
情報提供インフラの創出
神戸市 地域協働局からの依頼をもとに、外国人住民へ行政・生活情報を「届ける」ための仕組みづくりに取り組んでいます。
広報紙や多言語版のフライヤーなど、紙・PDFでの情報提供が整備されています。
困りごとを直接相談できる窓口が用意されており、対面・電話での支援も行われています。
公式LINEや各種SNSアカウントを通じて、日々の情報がタイムリーに発信されています。
市の公式サイトや観光サイトなど、Web上にも幅広い情報が公開されています。
だからこそ、ゲーミフィケーションを用いて
情報に「付加価値」をもたせる。
「探しに行く情報」を「毎日触れたくなる体験」へ。情報そのものではなく、情報との出会い方を再設計しました。
「学び続ける」アプリ。
神戸で暮らすために必要な知識を、3つの柱で毎日少しずつ身につけていきます。
神戸で暮らすためのルール・マナー・地域情報を、記事とクイズで分かりやすく提供します。
地域ごとのゴミ出し日・分別方法を、自分の住んでいる地域に合わせてすぐ確認できます。
生活に必要な日本語をクイズ・レッスンで学習。楽しみながら日本語を身につけられます。
日本語が読めなくても、初めて使う人でも迷わない。外国人住民の目線でインターフェースを設計しました。
言語設定から表示言語を切り替え可能。神戸に暮らす外国人住民の主要な言語に対応しています。
ゴミの種類や機能をアイコンで直感的に判別できるよう設計。言語の壁があっても内容が伝わります。
ホーム画面に今日のゴミ出し・今日のクエスト・記事を集約。深い階層を辿らずに必要な情報へ到達できます。
前期で実装した4つの主要機能をご紹介します。
神戸で暮らすためのルール・マナー・地域情報を掲載。日常生活に必要な情報を分かりやすく提供します。
ゴミ出し、防災、生活ルールなどを分かりやすく紹介します。
記事の内容をもとにしたクイズで理解度をチェックできます。
気に入った記事や役立つ記事にリアクションできます。
生活に必要な日本語をクイズ・レッスンで学習。楽しみながら日本語を身につけられる仕組みです。
日常生活で使う日本語をテーマごとに学習できます。
日本語を学び、学習内容に関連したクイズに挑戦します。
学習した内容や進捗状況をいつでも確認できます。
地域ごとのゴミ出し日・分別方法を確認。自分の地域に合わせて、必要な情報をすぐ確認できます。
自分の住んでいる地域に対応したゴミ出し情報を表示します。
日付ごとのゴミの種類をカレンダー上で確認できます。
ゴミ出しの日を通知でお知らせします。
XP・ランキング・称号などで学習を楽しく継続。日々の利用を習慣化し、継続的な学習を促します。
記事を読む、クイズに正解するといった行動が経験値として積み上がります。
今週獲得したXPをもとに、ユーザー同士で順位を競います。
達成した実績や連続ログイン日数をプロフィールで可視化します。
ゲーミフィケーション
情報アプリの最大の敵は「開いてもらえない」こと。Piknowaは4つの仕組みで、毎日アプリに触れる理由をつくります。
ゲーミフィケーションで解決する
どれだけ良い情報を載せても、開かれなければ届きません。行政情報は「必要になったときに探しに行くもの」になりがちで、平常時に触れる理由がほとんどないのが実態です。Piknowaでは、学びの達成感を可視化し、他のユーザーとゆるやかに競い合い、毎日のアクセスを積み上げ、離れそうなタイミングでそっと声をかける。この4つを組み合わせて「学びの習慣化」を後押しします。
記事を読んで経験値を獲得。学びの達成感を視覚化します。
ユーザー同士で競い合い、学習モチベーションを維持します。
毎日のアクセスを可視化。学びの習慣化を強力に後押しします。
適切なタイミングでリマインド。アプリからの離脱を防止します。
それぞれの仕組みが、アプリのどこで・どのように働いているのかを紹介します。
ホーム画面の上部には、連続ログイン日数・XP(経験値)・ジェムの3つが常に表示されています。記事を読む、クイズに正解する、日本語レッスンを進める。そのひとつひとつが数字として積み上がり、「今日はこれだけ学んだ」という実感につながります。
生活ルールの記事を読み、内容をもとにしたクイズに正解するとXPが貯まります。「読んで終わり」ではなく、理解できたかを確かめるところまでが1セットです。
ホーム画面に今日のクエストと進捗(例:1/3)を表示。何をすればいいか迷わず、短時間で達成できる量に絞ることで、毎日続けやすくしています。
XPとは別に、クエストやクイズの達成でジェムも獲得できます。「貯まっていく」楽しさが、次のクエストへの動機になります。
ホーム画面。上部に連続日数・XP・ジェム、中央にデイリークエストの進捗を表示
ランキングは累計XPではなく、今週獲得したXPだけで集計します。先に始めた人が有利になり続ける仕組みではないため、途中から参加した人や、しばらく離れていた人でも上位を狙えます。毎週リセットされることで、「今週もやってみよう」というきっかけが定期的に生まれます。
全ユーザーの上位を見る「全体トップ」と、自分の順位の前後を見る「周辺ランキング」を切り替え可能。上位でなくても「あと少しで抜ける」目標が持てます。
1週間ごとに順位が確定・リセット。積み重ねのプレッシャーではなく、短いスパンでの達成感を繰り返す設計です。
ランキング画面。「全体トップ」と「周辺ランキング」をタブで切り替え
プロフィール画面では、今月ログインした日がカレンダー上に記録され、連続日数と「今月のログイン日数」が一目でわかります。連続記録を途切れさせたくない気持ちが、「今日も一度だけ開いてみよう」という小さな行動を生み、それが習慣になっていきます。
月ごとのカレンダーにログインした日を記録。連続日数と今月の達成日数を表示し、積み重ねを実感できます。
プロフィールの「実績」タブには、達成した条件に応じた称号が並びます。習得したレッスンの一覧とあわせて、自分の成長を振り返れます。
プロフィール画面の「連続ログイン」タブ。カレンダーと連続日数を表示
どれだけ良い仕組みがあっても、アプリの存在自体を忘れられてしまえば意味がありません。Piknowaは「情報を届けたいタイミング」と「学びを続けてほしいタイミング」の両方で通知を送り、アプリからの離脱を防ぎます。
自分の地域の収集日にあわせて、当日のゴミの種類をお知らせ。「アプリを開く理由」が生活の中に自然に組み込まれます。
デイリークエストが未達成のときなど、適切なタイミングでリマインド。連続ログインが途切れる前に、そっと背中を押します。
通知のイメージ。ゴミ出し日や学習のリマインドをプッシュ通知で届ける
4つの仕組みは、ユーザーの1日の中でこのようにつながっています。
「今日は燃えるごみの日」。通知からアプリを開き、ついでにホームの今日のクエストを確認。
すきま時間に記事を1本読んでクイズに挑戦。正解してXPとジェムを獲得し、進捗が 2/3 に。
日本語レッスンを1つ進めてクエスト達成。カレンダーに今日の記録が付き、連続日数が伸びる。
今週のXPで順位が決まり、リセット。「来週はもう少し上を目指そう」と次の1週間へ。
住民向けアプリと管理者向けアプリの2つを、共通のバックエンドとAWS基盤の上に構築しています。
2月の撤収まで
前期はシステム開発フェーズ。後期はリリース後の実証実験と改良を重ねる運用フェーズに入ります。
チームを結成し、神戸市 地域協働局と打ち合わせ。外国人住民の情報提供に関する課題を整理し、実装方針を決定しました。
基本設計と並行して詳細設計に着手。ローカル環境での開発・テストを進め、7月からアプリ開発フェーズへ移行しました。
本番を見据えたAWS環境を構築し、住民向けアプリ・管理者向けアプリ・APIをデプロイ。9月末の前期期末発表で、ここまでの成果を報告しました。
機能テストを実施しつつ、Apple / Google のストア審査へ。11月のリリースに向けた最終調整を行います。
仮リリースを行い実証実験を開始。実際の利用データとフィードバックを収集します。
実証実験で得たフィードバックをもとに改良設計を行い、製造・テストを実施します。
改良を完了して本番リリース。告知もしっかり行い、一般ユーザーにもリーチさせた上で本番実証を行います。
本番実証の結果を取りまとめ、プロジェクトを撤収します。
Piknowaは、外国人住民のためのゲーミフィケーション型生活学習アプリです。3つの体験を掛け合わせることで、「探しに行く情報」を「毎日触れたくなる体験」へと変えていきます。
楽しく学ぶ
日本語を記事とクイズで
つながる
他の住民と緩やかに
続けられる
通知で習慣化
神戸の暮らしを、楽しく知って、輪になる。
神戸電子専門学校 AIシステム開発学科 / チーム とどけるラボ


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