【Piknowa】とどけるラボ

AIアプリケーションコース(前・末)
前期期末発表レポート
神戸の暮らしを、
楽しく知って、輪になる。

「Piknowa(ピクノワ)」は、神戸市在住の外国人住民のための、ゲーミフィケーション型生活学習アプリです。「調べる」アプリではなく「学び続ける」アプリとして、生活ルール・ゴミ出し・日本語学習を毎日楽しく身につけられる体験を目指しています。

神戸市 地域協働局 依頼案件 神戸電子専門学校 AIシステム開発学科 チーム とどけるラボ
Piknowa ホーム画面
プロジェクト概要
外国人住民に向けた
情報提供インフラの創出

神戸市 地域協働局からの依頼をもとに、外国人住民へ行政・生活情報を「届ける」ための仕組みづくりに取り組んでいます。

現状の発信 01
紙媒体・PDF

広報紙や多言語版のフライヤーなど、紙・PDFでの情報提供が整備されています。

広報紙KOBE多言語版広報紙KOBEKOBE WELCOME FLYER
現状の発信 02
対面・電話

困りごとを直接相談できる窓口が用意されており、対面・電話での支援も行われています。

KICC外国人相談窓口
現状の発信 03
ソーシャルメディア

公式LINEや各種SNSアカウントを通じて、日々の情報がタイムリーに発信されています。

神戸市公式LINEXInstagramFacebook
現状の発信 04
Webサイト

市の公式サイトや観光サイトなど、Web上にも幅広い情報が公開されています。

神戸市公式WebサイトFeel KOBE観光サイト
事前調査から見えた解決策
神戸市はすでに多様な情報提供手段を持っている。
だからこそ、ゲーミフィケーションを用いて
情報に「付加価値」をもたせる。

「探しに行く情報」を「毎日触れたくなる体験」へ。情報そのものではなく、情報との出会い方を再設計しました。

Piknowaとは?
「調べる」アプリではなく、
「学び続ける」アプリ。

神戸で暮らすために必要な知識を、3つの柱で毎日少しずつ身につけていきます。

PILLAR 01
生活ルール

神戸で暮らすためのルール・マナー・地域情報を、記事とクイズで分かりやすく提供します。

PILLAR 02
ゴミ出しカレンダー

地域ごとのゴミ出し日・分別方法を、自分の住んでいる地域に合わせてすぐ確認できます。

PILLAR 03
日本語学習

生活に必要な日本語をクイズ・レッスンで学習。楽しみながら日本語を身につけられます。

UI・UXの工夫
ユーザー視点の設計

日本語が読めなくても、初めて使う人でも迷わない。外国人住民の目線でインターフェースを設計しました。

1
多言語表示

言語設定から表示言語を切り替え可能。神戸に暮らす外国人住民の主要な言語に対応しています。

日本語 English 中文 한국어 Tiếng Việt नेपाली မြန်မာ
2
文字だけに頼らないアイコン設計

ゴミの種類や機能をアイコンで直感的に判別できるよう設計。言語の壁があっても内容が伝わります。

3
ホームから全機能へワンタップで

ホーム画面に今日のゴミ出し・今日のクエスト・記事を集約。深い階層を辿らずに必要な情報へ到達できます。

Piknowa 言語設定画面
主要機能
暮らすための知識を、毎日の習慣に。

前期で実装した4つの主要機能をご紹介します。

生活ルール・地域情報

神戸で暮らすためのルール・マナー・地域情報を掲載。日常生活に必要な情報を分かりやすく提供します。

1
生活・地域情報の記事を閲覧

ゴミ出し、防災、生活ルールなどを分かりやすく紹介します。

2
記事からクイズに挑戦

記事の内容をもとにしたクイズで理解度をチェックできます。

3
気になる記事にいいね

気に入った記事や役立つ記事にリアクションできます。

Piknowa 生活ルール・地域情報画面
日本語学習

生活に必要な日本語をクイズ・レッスンで学習。楽しみながら日本語を身につけられる仕組みです。

1
学習テーマを選択

日常生活で使う日本語をテーマごとに学習できます。

2
日本語学習・クイズ

日本語を学び、学習内容に関連したクイズに挑戦します。

3
学習進捗を確認

学習した内容や進捗状況をいつでも確認できます。

Piknowa 日本語学習画面
ゴミ出しカレンダー

地域ごとのゴミ出し日・分別方法を確認。自分の地域に合わせて、必要な情報をすぐ確認できます。

1
地域に合わせて表示

自分の住んでいる地域に対応したゴミ出し情報を表示します。

2
収集日をカレンダーで確認

日付ごとのゴミの種類をカレンダー上で確認できます。

3
ゴミ出し通知

ゴミ出しの日を通知でお知らせします。

Piknowa ゴミ出しカレンダー画面
ゲーミフィケーション

XP・ランキング・称号などで学習を楽しく継続。日々の利用を習慣化し、継続的な学習を促します。

1
記事・クイズでXPを獲得

記事を読む、クイズに正解するといった行動が経験値として積み上がります。

2
週間ランキング

今週獲得したXPをもとに、ユーザー同士で順位を競います。

3
称号・連続ログイン

達成した実績や連続ログイン日数をプロフィールで可視化します。

Piknowa ランキング画面
継続の仕組み
「また開きたくなる」
ゲーミフィケーション

情報アプリの最大の敵は「開いてもらえない」こと。Piknowaは4つの仕組みで、毎日アプリに触れる理由をつくります。

情報アプリの最大の敵は「開いてもらえない」こと
「また開きたくなる」
ゲーミフィケーションで解決する

どれだけ良い情報を載せても、開かれなければ届きません。行政情報は「必要になったときに探しに行くもの」になりがちで、平常時に触れる理由がほとんどないのが実態です。Piknowaでは、学びの達成感を可視化し、他のユーザーとゆるやかに競い合い、毎日のアクセスを積み上げ、離れそうなタイミングでそっと声をかける。この4つを組み合わせて「学びの習慣化」を後押しします。

XP
XP・称号

記事を読んで経験値を獲得。学びの達成感を視覚化します。

ランキング

ユーザー同士で競い合い、学習モチベーションを維持します。

連続ログイン

毎日のアクセスを可視化。学びの習慣化を強力に後押しします。

通知

適切なタイミングでリマインド。アプリからの離脱を防止します。

4つの仕組みを、画面とあわせて詳しく

それぞれの仕組みが、アプリのどこで・どのように働いているのかを紹介します。

01 — XP・ジェム・デイリークエスト
「今日の学び」が、目に見えて積み上がる

ホーム画面の上部には、連続ログイン日数・XP(経験値)・ジェムの3つが常に表示されています。記事を読む、クイズに正解する、日本語レッスンを進める。そのひとつひとつが数字として積み上がり、「今日はこれだけ学んだ」という実感につながります。

1
記事の閲覧・クイズ正解でXPを獲得

生活ルールの記事を読み、内容をもとにしたクイズに正解するとXPが貯まります。「読んで終わり」ではなく、理解できたかを確かめるところまでが1セットです。

2
デイリークエストで「今日やること」を明確に

ホーム画面に今日のクエストと進捗(例:1/3)を表示。何をすればいいか迷わず、短時間で達成できる量に絞ることで、毎日続けやすくしています。

3
ジェムというもう一つの報酬

XPとは別に、クエストやクイズの達成でジェムも獲得できます。「貯まっていく」楽しさが、次のクエストへの動機になります。

Piknowa ホーム画面(XP・ジェム・デイリークエスト) ホーム画面。上部に連続日数・XP・ジェム、中央にデイリークエストの進捗を表示
02 — 週間ランキング
「今週のがんばり」で競う、誰にでもチャンスのある順位表

ランキングは累計XPではなく、今週獲得したXPだけで集計します。先に始めた人が有利になり続ける仕組みではないため、途中から参加した人や、しばらく離れていた人でも上位を狙えます。毎週リセットされることで、「今週もやってみよう」というきっかけが定期的に生まれます。

1
全体トップ/周辺ランキングの2つの見方

全ユーザーの上位を見る「全体トップ」と、自分の順位の前後を見る「周辺ランキング」を切り替え可能。上位でなくても「あと少しで抜ける」目標が持てます。

2
週単位でリセット

1週間ごとに順位が確定・リセット。積み重ねのプレッシャーではなく、短いスパンでの達成感を繰り返す設計です。

Piknowa ランキング画面 ランキング画面。「全体トップ」と「周辺ランキング」をタブで切り替え
03 — 連続ログイン・称号
「続いている」ことそのものを、ごほうびにする

プロフィール画面では、今月ログインした日がカレンダー上に記録され、連続日数と「今月のログイン日数」が一目でわかります。連続記録を途切れさせたくない気持ちが、「今日も一度だけ開いてみよう」という小さな行動を生み、それが習慣になっていきます。

1
カレンダーでログイン履歴を可視化

月ごとのカレンダーにログインした日を記録。連続日数と今月の達成日数を表示し、積み重ねを実感できます。

2
実績・称号でこれまでの歩みを残す

プロフィールの「実績」タブには、達成した条件に応じた称号が並びます。習得したレッスンの一覧とあわせて、自分の成長を振り返れます。

Piknowa 連続ログイン画面 プロフィール画面の「連続ログイン」タブ。カレンダーと連続日数を表示
04 — 通知
忘れたころに、ちょうどよく声をかける

どれだけ良い仕組みがあっても、アプリの存在自体を忘れられてしまえば意味がありません。Piknowaは「情報を届けたいタイミング」と「学びを続けてほしいタイミング」の両方で通知を送り、アプリからの離脱を防ぎます。

1
ゴミ出し日の通知

自分の地域の収集日にあわせて、当日のゴミの種類をお知らせ。「アプリを開く理由」が生活の中に自然に組み込まれます。

2
学習を続けるためのリマインド

デイリークエストが未達成のときなど、適切なタイミングでリマインド。連続ログインが途切れる前に、そっと背中を押します。

Piknowa 通知 通知のイメージ。ゴミ出し日や学習のリマインドをプッシュ通知で届ける
Piknowaと過ごす1日(利用イメージ)

4つの仕組みは、ユーザーの1日の中でこのようにつながっています。

朝
ゴミ出し通知が届く

「今日は燃えるごみの日」。通知からアプリを開き、ついでにホームの今日のクエストを確認。

昼
XP
デイリークエストを進める

すきま時間に記事を1本読んでクイズに挑戦。正解してXPとジェムを獲得し、進捗が 2/3 に。

夜
連続ログインを更新

日本語レッスンを1つ進めてクエスト達成。カレンダーに今日の記録が付き、連続日数が伸びる。

週末
週間ランキングが確定

今週のXPで順位が決まり、リセット。「来週はもう少し上を目指そう」と次の1週間へ。

技術構成
実証実験を見据えた技術スタック

住民向けアプリと管理者向けアプリの2つを、共通のバックエンドとAWS基盤の上に構築しています。

デザイン
モックアップ・画面遷移図
Figma
UIカタログ・テスト
Storybook
フロントエンド
住民向けアプリ
ExpoReact Native
管理者向けアプリ
RefineReact
バックエンド
API / ORM
HonoDrizzle ORM
APIドキュメント管理 / DB
ScalarPostgreSQL
開発・プロジェクト管理
ドキュメント情報共有・スケジュール管理
ConfluenceJira Software
バージョン・Issue管理
GitLabGit
クラウド基盤
AWS
API Gateway CloudFront Lambda S3 Cognito Amplify Hosting SNS EventBridge
データベース基盤
Supabase
開発スケジュール
4月のチームビルディングから、
2月の撤収まで

前期はシステム開発フェーズ。後期はリリース後の実証実験と改良を重ねる運用フェーズに入ります。

システム開発フェーズ(6月〜10月) 運用フェーズ(11月〜2月)
4月 – 5月 チームビルディング・企画・要件定義 ★ 神戸市と打ち合わせ

チームを結成し、神戸市 地域協働局と打ち合わせ。外国人住民の情報提供に関する課題を整理し、実装方針を決定しました。

6月 – 7月 基本設計・詳細設計・ローカル環境開発 ★ 前期中間発表

基本設計と並行して詳細設計に着手。ローカル環境での開発・テストを進め、7月からアプリ開発フェーズへ移行しました。

8月 – 9月 AWS環境構築・デプロイ ★ 前期期末発表(9月末)

本番を見据えたAWS環境を構築し、住民向けアプリ・管理者向けアプリ・APIをデプロイ。9月末の前期期末発表で、ここまでの成果を報告しました。

10月 機能テスト・ストア審査

機能テストを実施しつつ、Apple / Google のストア審査へ。11月のリリースに向けた最終調整を行います。

11月 仮リリース・実証実験・仮稼働 ★ リリース

仮リリースを行い実証実験を開始。実際の利用データとフィードバックを収集します。

12月 フィードバック反映・改良設計・製造/テスト ★ 後期中間発表

実証実験で得たフィードバックをもとに改良設計を行い、製造・テストを実施します。

1月 改良完了・本番リリース・本番実証 ★ 後期期末発表

改良を完了して本番リリース。告知もしっかり行い、一般ユーザーにもリーチさせた上で本番実証を行います。

2月 撤収 ★ DW

本番実証の結果を取りまとめ、プロジェクトを撤収します。

毎日触れたくなる生活支援プラットフォーム

Piknowaは、外国人住民のためのゲーミフィケーション型生活学習アプリです。3つの体験を掛け合わせることで、「探しに行く情報」を「毎日触れたくなる体験」へと変えていきます。

生活情報を
楽しく学ぶ
生活ルール・ゴミ出し・
日本語を記事とクイズで
SNSのように
つながる
いいね・ランキングで
他の住民と緩やかに
ゲームのように
続けられる
XP・称号・連続ログイン・
通知で習慣化

神戸の暮らしを、楽しく知って、輪になる。

PM・インフラ中根 康介
バックエンド岸 柚貴
デザイン岩谷 友翔
フロントエンド陳 中宇
フロントエンド中道 陽音

神戸電子専門学校 AIシステム開発学科 / チーム とどけるラボ

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